So-net無料ブログ作成
検索選択

お手軽ミニ実験で理科の授業開き [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2009年4月号
理科(小3)/志賀都子 お手軽ミニ実験で理科の授業開き

冒頭の「授業のへそ」には、次のように書かれています。

 理科の授業開きを楽しく演出。身近なおもちゃの「風車」のミニ実験で子どもの発見を引き出し、理科学習への興味を高める。

「手の熱で温められた空気が上昇気流とな」る現象を使って「風車を回」す実験は、とても楽しそうです。その「授業の流れ」が、次の三つの小見出しで記述されています。

 1 手の熱で回転する風車実験
 2 羽を作って風車実験に挑戦
 3 羽の回り方の違いを調べ、発見したことをまとめる

志賀さんの小見出しを、次の四つに整理してみました。

 1 風車実験を見る
 2 風車の羽を作る
 3 回り方を調べる
 4 発見をまとめる

さらに、それぞれの主体を補ってみました。

 1 【教師の】風車実験を見る
 2 【児童が】風車の羽を作る
 3 【児童が】回り方を調べる
 4 【教師が】発見をまとめる

小学3年生の児童にとって初めての「理科」の授業ですから、もちろん、児童の活動も大切です。けれども、「授業開き」という目的を考えると、あくまでも教師の指導が中心と言えるでしょう。「説明中心の授業」「発問中心の授業」です。ここでポイントとなるのが「指示・発問・説明の基礎技術」(上條晴夫監修・編著『子どもを注目させる指示・発問・説明の技術』学事出版)です。そこで、この授業の中から指導の骨格となる「指示・発問・説明」を取り出してみましょう。

 1 先生のハンドパワーを見せましょう。
 2 羽の作り方を伝授します。
  (1)
  (2)
  (3)
  (4)
 3 回り方が違うのは、どうしてでしょう。
 4 手の温かさで風を作っていたんですね。

このうち、志賀さんが枠囲みしたのは3のみです。その他は、志賀さんの記述から私が取り出しました。この四つを枠囲みすると、「授業の流れ」がよく伝わってきます。

この中で、2の指示がとても大切です。羽の作り方が分からなければ、読者は「追試」できないからです。しかし、残念ながら(1)〜(4)の作り方が曖昧です。小さな写真で示されているだけなので、詳しい部分が分からないのです。子どもに見せた「羽の作り方の掲示物」の内容が知りたかったです。「伝言板」の参考文献『ガリレオ工房の身近な道具で大実験 第2集』(大月書店)を見てみないと、「追試」は難しいかもしれません。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学校

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0

この記事のトラックバックURL:

関連リンク

メッセージを送る

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。