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みんな納得!「けんか」解決の一方法 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年1月号
学級活動(小3)/八巻寛治 みんな納得!「けんか」解決の一方法

「『けんか』解決の一方法」が次のように箇条書きされています。

(1)ふだんの二人の仲良し関係を、椅子を使って表す。(椅子同士を近い距離に置く)
(2)けんかやもめ事が起きたときの自分と友達との心理的な距離を、椅子を使って向きや距離で表す。(椅子を遠くに離して置く・互いに背を向けたり、倒したりするようにして置く)
(3)椅子を置いたときの気持ちを、教師インタビューする。
(4)お互いの気持ちを聞いて気付いたこと、感じたことを伝え合う。
(5)観察者が見た感想を発表する。
(6)解決や対処の仕方を話し合い、そのアイデアから、お勧めのものを基にロールプレイをする。

この手法は「椅子を使って気持ちを表す『ソーシャルアトム』という、ロールプレイの技法の一つ」だそうです。椅子を使うというアイデアが面白いです。上記の手順を、この授業のシステムとして、ぜひ枠囲みすべきだと思われます。

そうすると、次の課題はエピソードです。たとえば、(3)のインタビューでは、教師が何を聞き、子どもは何と答えたのでしょうか。そのようなやり取りが、残念ながら八巻さんの原稿には書かれていません。この実践において、どのような会話が交わされたのかを記述すべきだったと思われます。

エピソードの手がかりとなりそうな部分を原稿から拾ってみましょう。次に示すのは、全体の振り返りにおける子どもたちの発言のようです。

A「ぼくはけんかっ早いのでしかられることが多いので、『またA君からでしょう』と決めつけられることがあります。今度は椅子を使って、みんなに気持ちを分かってもらうようにしたいです
B「私は悪ふざけからけんかになることが多いので、これからは相手がどう思うかも気にしていきたいです」

Aは「決めつけ」、Bは「悪ふざけ」を、けんかのきっかけと考えています。おそらく、ロールプレイでは、そのような場面も再現されたのでしょう。そのときの教師の言葉かけ、子どもの発言を、ぜひ丁寧に描写したいです。八巻さんが「伝言板」に書いている「ポイントは、感情の違いをどう言葉に表すか」を、原稿上で再現してほしいものです。
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やまかん

仙台のやまかんです。ご指摘いただきありがとうございました。夏の大会にも話題になり、どのように書いたらよいか不安でいました。今後ご指摘いただいたことを参考にさせていただきます。ありがとうございました。
実は、東北青年塾で皆さんからもんでいただいたので修正し、送ったのですが、手違いで修正前のものが掲載されてしまいました。私のミスでご迷惑をおかけしたこと、こちらの方が大問題だと反省しています。
メールで送らせていただきました。ご指導いただければ幸です。
by やまかん (2010-01-10 16:31) 

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