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3原色シャボン玉で色遊び [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年2月号
図工(小学校低〜中学年)/山本三奈 3原色シャボン玉で色遊び

「授業のへそ」は、次の通りです。

 色彩感覚を豊かにするため色遊びを工夫したいと思った。本実践は、色つきのシャボン玉液をストローで吹き、画用紙に模様を描く活動である。シャボン玉を赤、黄、青の3原色にすることで、友達と交換し混ぜながら、楽しく色について学ぶことができる。

「色つきのシャボン玉液」を使って、さらに「赤、黄、青の3原色にする」ところがヒットポイントです。教材の工夫を生かすために、どの指示・発問を枠囲みするかが、この原稿のポイントでしょう。

山本さんが枠囲みしたのは、次の部分です。

(1)グループ3人で相談し、絵の具の色を赤、青、黄色で各1人決める
(2)筆の先に、絵の具を枝豆1粒分出す
(3)コップのしゃぼん液に混ぜる(30回くらい混ぜる)
(4)シャボン玉を吹き、ストローで画用紙にそっとのせる
(5)泡が消えるまで待つ(触るときれいな模様にならない)

ルールの箇条書きのようにも見えますが、これは授業全体のシステムではありません。シャボン玉液を吹く手順を示した指示と考えられます。そうすると、指導の骨格となる発問も枠囲みする必要がありそうです。どの部分を枠囲みすべきか、探してみましょう。

一つ目の候補は、次の発問です。

『しゃぼん玉遊び、楽しかったね。今日は、このシャボン玉液で図工をやります』

山本さんは休み時間にシャボン玉遊びをさせた上で、図工の導入を行っています。この導入時における教師の言葉かけは、枠囲みする価値がありそうです。

二つ目の候補は、次の発問です。

『シャボン玉液を混ぜて、新しい色を作ってみよう』

「授業のへそ」で書いたように、シャボン玉液を「赤、黄、青の3原色」にしたのですから、この混ぜるところは大きな柱になるはずです。この発問はぜひ、枠囲みしたいです。

このように見てくると、山本さんの実践は「活動」ではなく「指示・発問」を中心とした授業と言えそうです。「3原色シャボン玉」という教材のしかけを使って、教師の指示・発問で子どもたちが動いている授業だからです。そうであれば、一見、ルールの箇条書きに見える「指示」のみを枠囲みするのではなく、前後の「発問」も含めて、枠囲みの数を吟味すべきだと思われます。
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