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『教室のふんい気を変えるミニネタ活用の授業づくり』 [書籍]


教室のふんい気を変えるミニネタ活用の授業づくり―授業成立の基礎技術〈3〉 (ネットワーク双書)

教室のふんい気を変えるミニネタ活用の授業づくり―授業成立の基礎技術〈3〉 (ネットワーク双書)

  • 作者: 土作 彰
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本


上條晴夫さんが監修する「授業成立の基礎技術」シリーズ6巻の3巻目です。編著者の土作彰さんが教職5年目に「ミニネタ」のアイデアを思いつき、「ミニネタ教師」として活躍しつつ、「ミニネタ授業」を構想するまでの軌跡がうかがえる本です。

土作さんは第1章で「ミニネタの基礎技術を活用する5つのポイント」を次のように示しています。

その1・単発型ミニネ夕〜まずはスポット的に投入してみよう〜
定義:授業の中で極めてスポット的に使用し、授業に幅と奥行きを持たせる効果のあるミニネタ

その2・時期限定型ミ二ネタ〜勝負時にこのミニネタで闘おう〜
定義:学期はじめの1週間など、限定的なスパンの中で使用するミニネタ

その3・継続型ミ二ネ夕〜継続こそ力なり。小さな労力で大きな効果〜
定義:学期間や年間という長いスパンの中で継続的に使用するミニネタ

その4・変幻自在型ミ二ネタ
定義:難教材などを克服するために、手を変え品を変え次々と連発して理解を助けるミニネタ

その5・構成法ミニネタ
定義:1〜4までのミニネタを効果的に活用し、授業として成立させるのに必要なミニネタ

1〜5のミニネタを、あえて二つに分類すると、どこで分かれるでしょうか? 土作さんは1〜4と5では「大きくカテゴリーを異にしている」と言うかもしれません。けれども、私は1〜3と4・5の二つに分けます。前者は「ミニネタ」、後者は「ミニネタ授業」です。「ミニネタ」は単発型・時期限定型・継続型、いずれにしても一つのネタです。「ミニネタ授業」は、複数のミニネタや活動を組み合わせます。「ミニネタ」から「ミニネタ授業」へ進むためには、ハードルを越える必要があると思われます。

「ミニネタ」と「ミニネタ授業」との違いは、この本のメインとなる第2章「ミニネタの基礎技術を活用した実践事例集」からもうかがえます。1〜3のミニネタは6本ずつ掲載されているのに対して、4・5のミニネタは1本ずつです。しかも、4・5のミニネタは、いずれも編著者の土作さんが執筆しています。やはり、複数のミニネタや活動を構成する「ミニネタ授業」はレベルが高いととらえられているようです。

第3章「ミニネタ基礎技術の先行文献」にも、「ミニネタ」と「ミニネタ授業」の違いが表れています。数多く出版されている土作さんのミニネタ本のうち、第1集・第2集までは「ただ単に断片的なミニネタをバラバラに集めただけの感は否めなかった」のに対して、第3集にあたる『ミニネタ&ゲームで面白い授業を創ろうよ』(学陽書房)では「ミニネタとゲームの組み合わせ」により「新たなミニネタ授業を生み出す可能性を示唆することになった」と記しています。土作さんの言う「組み合わせ理論」が、ミニネタのターニングポイントのように思われます。

10名の執筆者が持ち寄ったミニネタも、もちろん参考になりますが、土作さんの解説によるミニネタが生まれた背景や歴史も、ぜひ参考にしたいものです。

監修のことば
はじめに
第1章 ミニネタの基礎技術を活用する5つのポイント
 1 なぜ今ミ二ネタが必要なのか
 2 ミ二ネタの基礎技術を活用する5つのポイント
  その1・単発型ミニネ夕
  その2・時期限定型ミ二ネタ
  その3・継続型ミ二ネ夕
  その4・変幻自在型ミ二ネタ
  その5・構成法ミニネタ
第2章 ミニネタの基礎技術を活用した実践事例集
 1 「約東事は3で統一」「連絡事項は暗号で」
 2 暗記が苦手な子どももこれで大丈夫!
 3 楽しいミニネタで子どもたちをひきつけよう!
 4 資料活用でマンネリ社会科を楽しく
 5 イメージしにくい環境の授業はこれでバッチリ!
 6 インパクトあるかぶり物とトリビアで集中力アップ
 7 授業開始時のドタバタは5問クイズで解決
 8 1年生が野菜を食べたくなる授業
 9 スッキリ作文とバラバラ作文
 10 おもしろ実験で参観授業もバッチリ!
 11 カードミニネタで学習の活性化
 12 マンネリ空気を打破する教室環境&プレゼント
 13 国語辞典は音読しよう
 14 飽きっぽい子どもたちには、おもしろ準備体操
 15 気持ちよいあいさつで良好な人問関係をつくろう
 16 「歴史人物シークレット」で子どもを歴史好きに変える!
 17 “聞いてもらえる”よろこびを分かち合うスピーチ「ほめほめカード」
 18 ぎこちない男女関係をさわやかにする「さようならの作法」
 19 難教材「割合」を克服する算数ミニネタ
 20 構成法ミニネタで授業づくりの力量アップ
第3章 ミニネタ基礎技術の先行文献
 1 ミニネタの教育界「デビュー」
 2 主なミニネタの先行文献
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『クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習』 [書籍]


クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習―授業成立の基礎技術〈2〉 (ネットワーク双書)

クラスに安心感が生まれるペア・グループ学習―授業成立の基礎技術〈2〉 (ネットワーク双書)

  • 作者: 石川 晋
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本


上條晴夫さんが監修する「授業成立の基礎技術」シリーズ6巻の2巻目です。編著者の石川晋さんが中心になって作り上げた本です。「本書の提案の多くは、様々な書籍・提案から示唆を得つつ、ある程度自分たち自身で考案してきた」という言葉からも、石川さんたちの自負がうかがえます。

石川さんは「ペア・グループ学習」の現状を次のようにとらえています。

 ペア・グループ学習は、子どもに考える「場」を与えたり、子どもが潜在的に持っているコミュニケーション力を引き出したりするのに有効な手法である。
 論理的な思考力・表現力の育成にも寄与できる。教師対生徒という関係に付き物の「緊張」を和らげ、生徒に学習への「安心」を生む機能を持っている。
 ところが現在、子ども同士のコミュニケーションのコストが高くなり、本来「安心」を生むはずのペア・グループ学習が思ったようには機能していないという実態もみられる。

そして、「安心を生むペア・グループ学習の成立のために必要な基礎技術」として、5つのポイントを示しています。

1 学習者の学習状況を十分「リサーチ」すること
2 見通しをもって楽しく学習できる「手立て」を準備すること
3 意欲的に取り組める「課題」を設定すること
4 学習をコントロールする「枠組み」を用意すること
5 繰り返し取り組める「システム」を作ること

これら5つのポイントごとに4本ずつ、合計20本の実践記録が提案されています。そして、20本すべての実践記録に対して、石川さんが簡単な説明を加えています。その一つを見てみましょう。

 小野祥康さんの英語実践は、ペア学習は隣同士で行うものという基本的な発想を打ち破り、離れた者同士でペア学習を展開させるという「手立て」が秀逸である。私語や立ち歩きの活用を視野にいれたユニークな実践であると言える。

このように、各実践の特徴やポイントが丁寧に示されているので、読者へのガイドの役割も果たしています。5ページに渡って記された「本書の執筆のねらいと各実践の特徴」に、研究テーマや研究仲間に対する石川さんの思いが凝縮されていると言えるでしょう。

監修のことば
はじめに
第1章 ペア・グループ学習の基礎技術を活用する5つのポイント
 1 子どもたちのコミュニケーションカを引き出す
 2 自動車免許更新講習会から考える
 3 学級(中3)の状況から考える
 4 「ぼんやりとした」ペア・グループ学習を乗り越える
 5 ペア・グループ学習の基礎技術を活用する5つのポイント
第2章 ペア・グループ学習の基礎技術を活用した実践事例集
 1 音読ペア学習で読みとりを深める
 2 停滞した算数の授業は、ペアによる「相談解決型授業」を試してみる
 3 「相手を変える」ペア学習で安心感をもたせる
 4 「交換ノート」で安心感が生まれる
 5 ペアによる「クイズ遊び」で見学学習を活性化する
 6 ペア学習で「素」の自分を出す
 7 「自由移動スタイル」の話し合い活動を通して関係を築こう
 8 「声出しペア学習」で気まずさを打破する
 9 共同製作を活性化させる3つの心得
 10 コンピュータ活用にペア学習を導入し、子どものやる気を引き出す
 11 一斉授業の中で緊張感をペア・グループ学習でほぐす
 12 呼び合う「量」の保障で、やりとりを活性化させる
 13 ゆったりペア・グループ学習で学習が充実する!
 14 条件と型を与えることで安心を生む
 15 子どもの正当志向の排除は鉛筆対談で!
 16 進まない話し合いは<出発地点>と<手順>を示せ!
 17 学び合いのシステム作りで学力の二極化を克服する
 18 ペア学習で「しつこく考える」土台をつくる
 19 感想を「回覧」することで、「内省」が生まれる
 20 かみ合ったやり取りは「手順化」と[くり返し」で身につける
第3章 ペア・グループ学習の基礎技術の先行文献
 1 学習集団に関する先行文献
 2 学級・学習集団を育てる技術の研究
 3 その他の文献
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『ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す』 [書籍]


ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す―授業成立の基礎技術〈1〉 (ネットワーク双書)

ワークショップ型授業が子どものやる気を引き出す―授業成立の基礎技術〈1〉 (ネットワーク双書)

  • 作者: 上條 晴夫
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本


上條晴夫さんが監修する「授業成立の基礎技術」シリーズ6巻の1巻目です。シリーズ全体を監修している上條さんですが、この本のみ単著です。それだけ、上條さんの意気込みが感じられる内容です。

その中でも圧巻なのが「第2章 実践!ワークショップ型授業の集中講義」です。2006年夏に聖心女子大学で行った「国語科指導法」の講義録です。3日間(4コマ×3)の集中講義が、次のように構想されています。

1日目午前:言葉遊びの授業(漢字を中心に示す)
   午後:質問技術の授業(音声言語の基礎・基本を示す)
2日目午前:作文表現の授業(従来との授業スタイルの違いを示す)
   午後:文学指導の技術(「読書へのアニマシオン」を紹介する)
3日目午前:ミニネタ発表会(グループごとに発表する)
   午後:ミニネタ発表会(全体発表する)

実際の講義は変更された部分もありますが、「漢字遊び」「質問紹介ゲーム」「五七五作文」「鉛筆対談」など、上條さんの定番ネタが紹介されています。ただし、単なる「ネタ紹介」ではなく、「実践記録」になっているところが貴重です。上條さんの思考が「講義録」という事実を通して伝わってくるからです。特に、3日目の「ミニネタ発表会」が、まさに「ネタ紹介」ではなく「実践記録」になっていると思われます。

上條さんは、実際の講義を次のようにふり返っています。

1日目:わたし自身がはしゃいで授業をした。学生はノってくれた。
2日目:授業のコツは「教えたいことは教えない」だと伝えた。
3日目:授業のよさをできるだけ指摘してやろう。

「教えたいことは教えない」、つまり「なすことで学ぶ」講義をいかに組み立てるか、上條さんの意図がうかがえます。大学における実践記録ですが、授業づくり全般において刺激になる内容です。

はじめに
第1章 誰でもできるワークショップ型授業とは
 1 ワークショップ型授業は自由だ
 2 ワークショップ型授業を定義する
 3 ワークショップ型授業づくり3カ条
 4 ワークショップ型授業の評価法
第2章 実践!ワークショップ型授業の集中講義
 第1節 集中講義でワークショップ型授業に挑戦する〜「国語科指導法」講義録〜
  1 聖心女子大学の学生たちとの出会い
  2 3日間の集中講義の流れを構想する
  3 1コマ(90分)の講義をこう授業する
  4 リフレクションペーパーで学び合う
 第2節 1日目1コマ-「漢字遊び」をする
  1 教室を「劇場型」に並べ直す
  2 言葉遊びを中心に!〜漢字探しゲーム〜
  3 違う発表スタイルの漢字遊びをする
 第3節 1日目2コマ-「言葉遊び」をする
  1 仲間探しゲームでアイスブレーク!
  2 言葉遊びを中心に〜古今東西ゲーム〜
  3 リフレクションを書く
 第4節 1日目3コマ-「質問紹介ゲーム」をする
  1 少し「ぶっちゃけたい!」と考える
  2 あなたはどんな人ですか?
  3 質問紹介ゲーム〜上々の滑り出し
  4 「ぶっちゃけ!」達成
 第5節 1日目4コマ-「質問力ゲーム」をする
  1 教えたいことは教えない
  2 誕生月で並ぼうゲーム
  3 斎藤孝の質問力ゲーム
  4 リフレクションで教師も再び考える
 第6節 2日目1コマ-「五七五作文」をする
  1 明るく活動的な学びとしての作文の授業
  2 3つのコーナー
  3 五七五作文で「言葉」に触れる
  4 体験的な学びを書く3つのよさ
 第7節 2日目2コマ-「大入り作文」をする
  1 答えは1つでない
  2 1人にならないでゲーム
  3 大入り作文で「創作」を楽しむ
  4 表現の違いに学ぶ
 第8節 2日目3・4コマ-「鉛筆対談」「資料活用型作文」をする
  1 授業のバラエティー
  2 3コマ目:鉛筆対談でおしやべりを楽しむ
  3 4コマ目:資料活用型作文で調査を楽しむ
  4 孤独な表現教育を変える
 第9節 3日目1〜4コマ-「模擬授業」「ふり返り」をする
  1 なすことで学ぶ
  2 「ミニネタ授業」発表の仕組み
  3 学生たちが創ったミニネタ授業
  4 授業全体のふり返り
第3章 活動要素別ワークショップ型授業から学ぶ
 第1節 遊び・ゲーム的要素の活動を中心とした授業
  1 明確なルールで学びの場を活性化する
  2 「俳句パズルで遊ぼう」の授業に学ぶ
  3 「自由な間違い」が学びの場を創り出す
 第2節 制作・表現的な要素の活動を中心とした授業
  1 表現することで学びが内化される
  2 「政策提案書づくり」の授業に学ぶ
  3 「学び合い」が思考の広さ・深さを生み出す
 第3節 討論・話し合い的要素の活動を中心とした授業
  1 話し合うことで「違い」を交流する
  2 「べストメニューを選ぼう」の授業に学ぶ
  3 「らしさ」の交流が「こだわり」を生み出す
第4章 ワークショップ型授業の運営法
 第1節 活動を脱明する
  1 制空権を与える
  2 活動3要件を説明する
  3 箇条書きで説明する
 第2節 楽しい雰囲気を作る
  1 雰囲気を変える
  2 教室に楽しい雰囲気を作る
  3 学習の約束をつくる
 第3節 見守ることと言葉かけ
  1 違いを引き出す
  2 「活動(アクティビィティー)」を促す
  3 位置を気にする
 第4節 内省の力を引き出す
  1 ふり返り(内省)をする
  2 内省力を引き出すコツ
  3 内省力は育つ
 第5節 授業を構想する
  1 体験を集積する
  2 体積を集積する授業づくりを構想する
  3 エピソードを創り出す
第5章 学びを促すワークショップ型授業の4大原則
 第1節 枠の中の自由という考え方
  1 授業の中に「自由感」を導入する工夫とは
  2 その活動にどのくらいの時間を当てるのか?
  3 教科教育とワークショップの狭間で自由について考える
  4 「枠の中の自由」という考え方のメリットとはなにか
 第2節 試行錯誤のすすめ
  1 ワークショップ型の鍵は「試行錯誤」にある
  2 「短く区切ってわかりやすくする」を試行錯誤する
  3 伝統的な授業とワークショッブ型授業をくらべて考える
  4 「試行錯誤」はどういう学習観に基づいているのか
 第3節 フォロー
  1 「助言」「コーチング」「言葉かけ」「フォロー」
  2 枠の中で発生するエピソードをどのように考えたらよいのか
  3 「指導」と「助言(フォロー)」の違いについて考える
  4 ワークショップ型授業5つのフォローポイント
 第4節 書くことの重視
  1 子どもの「学び」を見守り続ける
  2 よい作文を書かせるにはよい活動が必要であった
  3 「学習ジャーナル」の考え方に学ぶ
  4 体験的な学びを書く3つのよさ
第6章 ワークショップ型授業を先行文献から学ぶ
 1 ワークショップからワークショップ型授業へ
 2 ワークショップ的な発想を学ぶ
 3 ワークショップ的な活動を学ぶ
 4 ワークショップ的な技術を学ぶ
 5 ワークショップ的な歴史を学ぶ
 6 ワークショップ型授業を創るための学び方
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『叱る技術』 [書籍]


叱る技術―騒がしい教室を変える40の方法

叱る技術―騒がしい教室を変える40の方法

  • 作者: 上條 晴夫
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2008/11
  • メディア: 単行本


本書の副題は「騒がしい教室を変える40の方法」です。「騒がしい教室」への対処法として、著者の上條晴夫さんは次の3つを示しています。

(1)私語を叱ってやめさせる
(2)私語の中で何かを始める
(3)私語のできる学びをする

そして、(1)に対しては「説得力」がある「叱る技術」、(2)に対しては「発想の転換」による「空気を変える技術」、(3)に対しては「おしゃべりがあっても授業ができてしまう」「おしゃべりを活用して授業をしてしまう」のような「学びを生む技術」を提案しています。

(1)の技術は10、(2)の技術は20、(3)の技術は10です。こうして見ると、書名は『叱る技術』ですが、必ずしも「叱る」だけがメインでは無いことがわかります。むしろ、「私語(おしゃべり)」「離席(立ち歩き)」という現象を前提とした上での対処法が提案されています。

たとえば、「雑談タイムを設定する」です。山形大学では90分の講義時間の途中に「5分程度の休憩」を入れているアイデアが紹介されています。あるいは、「立ち歩きを合法化する」です。「何かを見て、短い感想文を書くとき」などに立ち歩きを奨励する指導が紹介されています。

「なぜ立ち歩きはダメか」「なぜおしゃべりをやめるべきか」、教師が説得力をもって「叱る」という従来の技術とともに、クイズや音楽で「空気を変える」、活動中心の授業で新しい「学びを生む」技術も示されています。上條さんが提案している「ハイブリッド」(『授業づくりネットワーク』連載「授業成立入門〜ハイブリッドのすすめ」参照)に基づき、「叱る」について新旧の考え方を示した本とも言えるでしょう。

プロローグ 前提の話
 1 騒がしい教室が増えている
 2 騒がしい教室を叱りたい教師が増えている
 3 教室の空気を変える対処の仕方もある
 4 新たな学びを生むチャンスもある
 5 教室の騒がしさを指導の出発点に
Ⅰ 叱る技術
 1 距離をとってから叱る
 2 余計な話は省いて話す
 3 「なぜ」つきで端的に叱る
 4 「目安言葉」を使って諭す
 5 小言はあっさりと
 6 子どもの理くつで叱る
 7 自分の気持ちを伝える
 8 パフォーマンスをする
 9 やさしくそっと注意する
 10 子どもの意欲を否定しない
Ⅱ 空気を変える技術
 1 つかみ技術を工夫する
 2 指示の内容を板書する
 3 問題をクイズに変える
 4 作業の時間を限定する
 5 新鮮ネタをトークする
 6 エンタメネタで脱線する
 7 動作のある学習をする
 8 一斉に音読・問答する
 9 雑談タイムを設定する
 10 沈黙競争をやってみる
 11 教師がわざと失敗する
 12 教師の話は端的にする
 13 加点法評価をくり返す
 14 教材を手づくりする
 15 質問の時間を保障する
 16 「号令ごっこ」をする
 17 1対1で会話してみる
 18 子どもと一緒に踊る
 19 くだらないことを言う
 20 立ち位置を変化させる
Ⅲ 学びを生む技術
 1 ウォーミングアップする
 2 座席配置を変化させる
 3 立ち歩きを合法化する
 4 参加型板書を工夫する
 5 学習ルールを明示する
 6 自己表現の場を増やす
 7 学習ゲームを活用する
 8 グループで学習をする
 9 バラエティー型で学ぶ
 10 学びの仕掛けをつくる
エピローグ 理論的な話
 1 子どもは教師の言う通りに動くべきか?
 2 子どもの興味を強引につくり出すことは可能か?
 3 学習効果の期待できない作業の強要はありなしか?
 4 授業中に学習刺激をあたえるのは教師だけか?
 5 教師が「怒る」ことはよくないことなのか?
★あなたの技術を確認するチェックリスト
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『図解よくわかる授業づくり発想法』 [書籍]


図解 よくわかる授業づくり発想法

図解 よくわかる授業づくり発想法

  • 作者: 上條 晴夫
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2009/07
  • メディア: 単行本


本書のまえがきに「授業づくりの発想を、図解を通して学ぼうというコンセプトの本」とあります。授業づくりの「知恵」を「文字」で語るのではなく、「仕掛けやしくみ」を「図解」で捉えるためです。そこで、著者の上條晴夫さんは、以下に示す「発掘作業のような図解探し」を行ったそうです。

 最初は自分の学び経験の中から印象に残っていた図解のある本を、書庫の奥の方から引っ張り出す作業をしました。

 次に、その本を書斎の床に広げました。本を使って、マインドマップづくりをしました。

 最後に、マップをもとにもう一度、本の発掘作業を行いました。この段階で新しい本を買い入れました。

以上の作業の結果、この本には新旧さまざまな文献が紹介されています。

たとえば、「授業づくりの評価学」の「『騒がしさ』を整理する」です。図解の出典は『騒がしい教室の教育学』、1965年の本です。この本の対策は「指導と管理」の2つに分けられているのですが、参考文献として大西忠治さんの『方法・技術としての「指導と管理」』が挙げられています。これは1991年の本です。そうかと思うと「評価を変えると指導も変わる」では「パフォーマンス・プロセス・ポートフォリオ」などの新しい評価が紹介されています。出典は吉田新一郎さんの『テストだけでは測れない』、2006年の本です。

新旧の文献で40年もの開きがあるのも興味深いです。わざわざ出典の文献に発行年の情報を添えたところに、上條さんのこだわりがうかがえます。前著『図解よくわかる授業上達法』同様、上條さんが提案している「ハイブリッド」(『授業づくりネットワーク』連載「授業成立入門〜ハイブリッドのすすめ」参照)への思いが感じられる本です。

Ⅰ 授業づくりの教材学
 1 百マス計算 計算力の向上と学力の基礎
 2 タイル図 数字を視覚で捉えさせる
 3 向山式跳び箱指導法 誰でもできる方法を示す
 4 ドル平泳法 技術指導の系統性を持つ
 5 仮説実験授業 選択肢から討論させる
 6 ミニネタ 技術よりも小さなネタで
 7 ランキング 価値の交流を促す
 8 ウェビング 興味・関心の流れを図式化
 9 「武家屋敷」の絵 「見る」目を鍛える
 10 キミ子方式 絵の描き方を法則的に
 11 ヌードル君 キャラクターで関心を惹く
 12 漢字マッキーノ 楽しくドリル学習させる
 13 五七五作文 枠を使って楽しく書かせる
 14 隠れ漢字パズル 学習ゲームで盛り上げる
Ⅱ 授業づくりの技術学
 1 演出の型 授業内容は子どもとつくる
 2 基本のリズム 授業の展開の仕方
 3 教師の発言 授業中の言葉に自覚を持つ
 4 指導言の分類 教育内容に沿った指導言を
 5 発問づくりのセオリー1 多様な意見を引き出す発問
 6 発問づくりのセオリー2 アレかコレかの択一型発問
 7 島小学校の授業案 授業の組み立ての要素
 8 座席表授業案 個々の子ども優先の授業
 9 追試可能な授業案 指示・発問を枠囲みする
 10 授業中の雰囲気 リラックスで《内的緊張》を
 11 制約の中の自由 不自由が表現を大きくする
 12 活動とふり返り 体験から学ぶサイクル
 13 よい授業 よい授業のイメージとは
 14 教授方法要素 「得意技」で教える
 15 教師の構え 「何を」「どう」教えるか
Ⅲ 授業づくりの評価学
 1 着手のスピード 取りかかり方の違いを見守る
 2 「飽き」の指標 4段階の指標で観察する
 3 言葉かけの3段階 共感・関心の上の言葉かけ
 4 3つの目標類型と目標到達性 目標到達の確認の仕方
 5 騒がしさの原因・現象とその弊害 「騒がしさ」を整理する
 6 努力直線と成長曲線 努力を促す勇気を与える
 7 コンテントとプロセス 心の変化も意識する
 8 学びの深さの要素 評価の仕方のポイント
 9 評価の種類 評価を変えると指導も変わる
 10 教育内容のレリバンス 勉強することの意義を示す
Ⅳ 授業づくりの身体学
 1 パフォーマンスの構成要素 非言語的要素を重視する
 2 距離の遠近 距離の遠近が伝えるもの
 3 机間指導 意図的・計画的な歩き方
 4 四分六の構え 伝わり方を意識する
 5 統制のポーズ 教師がとる特徴的なポーズ
Ⅴ 授業づくりの構造学
 1 寺子屋と寺子屋風 指導形態による座席の配置
 2 山場のある授業vsハイスパート授業 導入から飛ばす授業
 3 授業づくりの3つの類型 自由度の高い授業とは
 4 授業づくりの4つのレベル 問題領域を区別する
 5 銀行型と問題提起型 伝達より対話を重視する
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『図解よくわかる授業上達法』 [書籍]


図解 よくわかる授業上達法

図解 よくわかる授業上達法

  • 作者: 上條 晴夫
  • 出版社/メーカー: 学陽書房
  • 発売日: 2007/03
  • メディア: 単行本


本書のまえがきに「わたし自身の体験をもとにトピックを設定し、見開き2ページで1つの授業アイデアが読めるようにまとめました」とあります。その言葉通り、著者の上條晴夫さんの「教師としての履歴」が伝わってくる本です。

上條さんは自分の「教師としての履歴」を「小学校の教師を10年」「ディベートや文章表現などの研修の仕事を10年」「教員養成の大学の仕事を5年」とまとめています。それぞれの時代に上條さんが学んだ内容を箇条書きで引用してみます。

1 指導の効力観を持ちながら授業をつくっていく
 授業は体育や音楽など結果がすぐに見えるものから訓練するとよい
 授業の追試をすることが授業の腕を上げる
 本書で「タテ力」と呼んでいる授業のコツ

2 授業を固定化せずに日々新しい教育技術を工夫する
 テキスト(教材)をよく吟味し、授業運営法を改良していくと授業が安定する
 本書で「タテ力・ヨコ力」と呼ぶ両方のコツ

3 異質の交流をすることで新しい授業をつくっていく
 異質なものに積極的に触れ、そこから学び合うことで新しい授業が生まれる
 本書で「ヨコ力」と呼ぶ授業のコツ

上條さんが「タテ力」「ヨコ力」と読んでいる授業のコツを意識すると、同じ技術でも微妙に印象が違ってきます。たとえば、「評価」です。

小学校教師時代の上條さんは、日記指導を通して「認定評価の技術」に出会います。アリの大きさについて書いた子どもの作文に「2ミリと数字を使っているのがいいです」のように、よい部分を指差して評価したのです。(「タテ力」「認定する」の項)

ディベートトレーナー時代の時代の上條さんは、「評価」ではなく「ルール」が集中を促すという事実に衝撃を受けます。「学習者の集中は教師による指導的評価活動からのみ生まれるのではなく、学習活動を構成するルールによっても生まれてくる」、「しかもルールの生み出す集中の方が、質が高い」ことに気づいたのです。(「ヨコ力」「集中を読む」の項)

大学教師時代の上條さんは、「小さなよさを見つけてほめる」大切さを再認識します。ヒップホップ系のデザインのTシャツを着ていた学生に「かっこいい」と声をかけて生まれたやり取りから、「言葉かけの原点」を感じたのです。(「ヨコ力」「評価する」の項)

「タテ力」と「ヨコ力」、どちらが優れているかではなく、それぞれのよさを取り入れる必要性が、上條さんの「評価」のエピソードからも伝わってきます。最近、上條さんが提案している「ハイブリッド」(『授業づくりネットワーク』連載「授業成立入門~ハイブリッドのすすめ」参照)についても考えされられる本です。

Ⅰ タテ力
 1 集中させる
  (1)ゴールを示す 目標設定で学習にエネルギーを集める
  (2)好奇心を刺激する 意外性で注目を集める
  (3)ルールを決める 必要なルールづくりで居心地をよくする
 2 教室に立つ
  (1)離れて立つ 距離をとることで緊張感を高める
  (2)四分六(シブロク)で構える 子どもの反応を常に意識する
  (3)距離を詰める 子どもに寄り添って指導する
 3 ウォッチング
  (1)距離を見る 子どもの心を見守る
  (2)姿勢を見る 「飽き」のサインを読む
  (3)動作を見る 「着手のスピード」を見る
 4 説明する
  (1)板書する 黒板を使って説明する
  (2)メクリをする クイズ型プレゼンをする
  (3)近寄る 子どもの世界に歩み寄る
 5 発問する
  (1)あいまいさを問う 教材のあいまいさが自由な思考を促す
  (2)正解を問う クイズ感覚の質問をする
  (3)選択肢で問う 選ぶ作業で思考を集中させる
 6 指示する
  (1)一時一事で話す 指示を整理して伝える
  (2)ナンバリング 柱を立てて話す
  (3)AさせたいならB 間接的に話をする
 7 助言する
  (1)ヒントを出す 答えのカベを下げる
  (2)方向性を示す 思考の流れをアドバイスする
  (3)破れを許容する 不定型を助言していく
 8 挑戦させる
  (1)数字を示す 負荷をかけて訓練をする
  (2)時間限定でエネルギーの使い方がうまくなる
  (3)合否を示す 合否の判定を示す
 9 承認する
  (1)共感を示す 相手の言葉をくり返す
  (2)質問する 質問で相手への関心を示す
  (3)認定する よさを発見して示す
 10 注意をする
  (1)板書をする 黒板メッセージを工夫する
  (2)時差を使う 時間差攻撃で注意をする
  (3)別室で話す 一人の子と対話的に話をする

Ⅱ ヨコ力
 1 空気を読む
  (1)緊張を読む はじめての集団に対する緊張感を読む
  (2)飽きを読む 飽きの空気を察知する
  (3)集中を読む 教室の中の集中を見守る
 2 アイスブレイク
  (1)和らげる 他愛のない遊びをしてみる
  (2)引きしめる ゲームを使って導入する
  (3)盛り上げる テンションを上げていく
 3 演技をする
  (1)笑ってみる 楽しい表情をしてみる
  (2)動いてみる 机の上から話してみる
  (3)断言してみる 「教育的」挑発をする
 4 活動を仕切る
  (1)ゲームをする 遊びの中で協同的に学ぶ
  (2)表現をする 表現の中で考えさせる
  (3)話し合う 形式のある話し合いをする
 5 集団を仕切る
  (1)ペアで活動する 集団圧力を最小にする
  (2)グループで活動する 行動基準をつくって動く
  (3)全体で活動する リズムを大切にする
 6 時間を仕切る
  (1)時間設定 時間枠の中で活動する
  (2)時間調整 目の前の学習者と勝負する
  (3)時間延長 活動の中にひたる
 7 リアクション
  (1)くり返す 子どもの言葉をくり返す
  (2)フォローする その場の空気をよくする
  (3)ツッコむ 吟味的な発言で考えを促す
 8 言葉をかける
  (1)評価する 小さなよさを認める
  (2)共感する 「たしかに〜です」と言葉をかける
  (3)激励する 「よくなっています」と言い続ける
 9 ふり返りをする
  (1)短文を書く 気づいたこと・考えたことを書く
  (2)雑談をする 話すことで気づきを促す
  (3)感想を述べる きっかけ言葉で気づきを促す
 10 教具を工夫する
  (1)ワークシート 活動の手順を示す
  (2)タイマーを使う 時間を管理する
  (3)机の向きを変える 相互学習を誘発する
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『若手教師のための力量アップ術』 [書籍]


若手教師のための力量アップ術―仲間をつくり、学び合う (Series教師のチカラ)

若手教師のための力量アップ術―仲間をつくり、学び合う (Series教師のチカラ)

  • 作者: 土作 彰
  • 出版社/メーカー: 日本標準
  • 発売日: 2008/05
  • メディア: 単行本


「どうしたら、良い教師になれますか?」

若い教師や学生の問いかけに対して、著者の土作彰さんは次のように答えてきたそうです。

「とにかく若いうちは、情報を豊かに手に入れ、仲間を作り、学び合うことだ。そして、自分たちの主張を発信することだ」

この答えを具体的に説明するために、土作さんは「情報収集」「サークルづくり」「主張の発信=イベント企画」という3要素を挙げています。「情報収集」「サークルづくり」はともかく、「イベント企画」の方法まで解説した本は珍しいです。「イベント企画10のポイント」では、講師依頼や宣伝の方法まで示されています。なかなか、ここまでの情報を必要とする人は少ないかもしれませんが、自分が参加するイベントの舞台裏をのぞくような気分が味わえるかもしれません。

それでも、実際に数々のイベントを企画している人たちが存在します。この本でも「熱い全国のトップ5サークル」が紹介されています。学生からベテランまで、さまざまな年代のサークルの活躍を知れば、大いに刺激になるでしょう。以下の詳細な目次を読むだけでも、土作さんやサークル代表者の「熱い」思いが伝わってきます。数多くのイベントを手がけてきた土作さんならではの1冊です。

なお、土作さんの最新の活動は、ブログ「日本教育ミニネタ研究会」でも見られます。そのエネルギッシュな動きから目が離せません。

『教師のチカラ』シリーズ 発刊によせて
はじめに
第1章 新米教師が力量を高める3要素
 要素その1 情報収集力
  情報収集力を身につける6つのポイント
   〈ポイント1〉本を読みあさり、追実践せよ
   〈ポイント2〉「実践結果」を分析する
   〈ポイント3〉研修会へ参加せよ—まずは官製の研修会から
   〈ポイント4〉私製の研修会へ参加しよう—民間イベントはすごい!
   〈ポイント5〉様々な研修会へ参加しよう—偏った情報は危険
   〈ポイント6〉懇親会も大切な研修
 要素その2 サークル運営力
  サークル運営のコツ
   〈ポイント1〉思い立ったが吉日—まずは行動しよう
   〈ポイント2〉資料を持ち寄る—実践を検討し、情報を共有する
   〈ポイント3〉ブレーンストーミングをしよう—熱く刺激的に磨き合う
   〈ポイント4〉次へ!未来へ!—「発信」するサークルへ
 要素その3 イベント企画力
  イベント企画10のポイント
   〈ポイント1〉講師の内諾確認・講師依頼
   〈ポイント2〉会場、懇親会場、宿泊施設等の確保
   〈ポイント3〉要項(日時、イベント内容、場所や宣伝となる情報)の作成
   〈ポイント4〉書籍販売の手配
   〈ポイント5〉経理と参加受付
   〈ポイント6〉宣伝
   〈ポイント7〉会場の設営
   〈ポイント8〉参加者への対応
   〈ポイント9〉当日の運営・進行マニュアル作成
   〈ポイント10〉イベント後のお礼・事務処理
第2章 刺激がなければ教師は腐る! 仲間と磨き合うサークル活動
 熱い全国のトップ5サークル
  サイコドラマ新潟
  サークル「子どものための学級会」
  奈良仮説サークル
  日向教育サークル
  教志net
 サイコドラマ新潟
  ゼロからサークルを立ち上げる(堀川真理)
   1.サイコドラマ新潟はこうして生まれた!!
    サイコドラマとの運命の出会い
    「サイコドラマ新潟」はこうして立ち上がった!
    なぜ人が集まったか
   2.サークル活動に必要なこと
    コンセプト—目的を明確に
    場所—会場の固定
    参加者—仲間が一人でもいれば
    参加費—500円程度に
    運営—リーダーシップと役割分担
    広報活動—チラシやネットで
   3.サイコドラマ新潟の活動
    例会:毎月第2土曜日
    新春ワーク・サマーワーク
   4.なぜ参加し、何を得たか?〜メンバーの一言〜
 子どものための学級会
  若手だけで運営するサークル(田中光夫)
   1.悩みを共有するサークルを作ろう!
   2.サークル活動の目的・方法
    (1)Why?「何のため?」—サークルの目的
    (2)Where?「どこで?」—参加者が集まりやすい開催地・施設
    (3)Who?「誰が?」—代表者、運営・進行、日程調整担当、会計等
    (4)When?「いつ?」「いつから?」—参加者が集まりやすい曜日と時刻
    (5)How?「どのくらい?」「どのように?」—開催頻度、広報活動、例会の進行
    (6)What?「何を?」—学習テーマ、必要な道具・機材
   3.今日までの成果
    (1)サークルで身につく力とはどんなものだろうか
    (2)メンバーの成長
 奈良仮説サークル
  全国規模のサークルを地元で立ち上げる(皿谷美子)
   1.仮説と出会う以前の私
    つらい新任時代
    ベテラン先生との違い
    熱心な教師時代へ
   2.仮説と巡り会ってからの私
    「仮説」って?
    初めての仮説実験授業<空気と水>
    仮説に惚れた
    子どものすばらしさと自分自身のすばらしさとを実感
   3.仮説にさらに魅了されてからの私
    仮説のイベントに参加する
    仮説サークルに行く
    奈良仮説サークル結成!
    ついに自らイベント開催へ
    自分の居場所を見つけよう
 日向教育サークル
  少人数でじっくり検討し合うサークル(岩切博文、倉爪浩二)
   1.日向教育サークルの歴史
   2.サークルの基本原則
    (1)開始時刻を厳守する
    (2)提案は(基本的に)プリントで行う
    (3)提案は1人につき(基本的に)1つとする
    (4)できるだけほめない。批判するときは代案を示す
    (5)来る者を拒まず、去る者を追わず
   3.サークルの基本的な流れ
    (1)サークル例会の実施場所は?
    (2)出されるレポートは?
    (3)レポートの配布方法は?
    (4)検討の具体的な方法は?
    (5)サークル終了後は?
   4.ブログ・MLによる情報システム
   5.サークルで身につく力は何か
   6.サークルの中心課題も成長する
   7.若手サークルに贈る
 教志net
  教育に情熱を燃やす学生が創ったサークル(木上徹也)
   悶々とした思いを胸に
   人生を変えた10分間〜井の中の蛙、大海を知る〜
   教職サークルを創ってみせる!!
   本気の仲間を求めて
   捨てる神あれば拾う神あり
   待ちわびた瞬間!教職サークル誕生!!
   自問自答の旅
   学び合う喜び
   一人では得られなかったモノ
第3章 教育界を変革せよ! 主張あるイベント企画
 番外編 「学級づくり」改革セミナー特別版IN奈良
  「少数精鋭」イベント
   〈1〉講師の内諾確認・講師依頼
   〈2〉会場、懇親会場、宿泊施設等の確保
   〈3〉要項(日時、イベント内容、場所や宣伝となる情報)の作成
   〈4〉書籍販売の手配
   〈5〉経理と参加受付
   〈6〉宣伝
   〈7〉会場の設営
   〈8〉参加者への対応
   〈9〉当日の運営・進行マニュアル作成
   〈10〉イベント後のお礼・事務処理
 平成17年度教師力アップ連続セミナー
  連続セミナー式イベント
  連続セミナーで地元の教師に良質の情報を(倉爪浩二)
   1.イベントの意図
   2.イベントの企画
    【実物資料1】イベント要項の例
    【実物資料2】イベント企画書の例
 とっておきの道徳&学級づくりセミナーin新潟
  教育情報発信型イベント
  地元教師たちの力をまとめたイベント(堀川真理)
   1.「道徳教育改革集団」との出会いがきっかけに
    サイコドラマと道徳
    道徳教育改革集団にアクセス
   2.イベント開催に向けての道のり
    まずは、深澤先生を呼んでの研修会
    地元の強力な協力者・赤坂真二先生、登場!
   3.とっておきイベント、開催!
    豪華講師陣が決定!
    参加者集めなきゃ!—一人でも多くの人に知ってもらいたい
    第1回目の成功が次の力に
   4.イベントに必要なもの
    まずは講師とコンセプト
    日時・会場
    後援団体
 全国の熱き志が集う!ALL関西教育フェスタ‘06in大阪
  ワークショップ型イベント
  合宿型イベントで学び、語り合う(木上徹也)
   若い力で、教育界を盛り上げたい!!
   8月—開催まで3か月“アクシデント続出”
   9月—開催まで2か月“100人を集める!”
   10月—開催まで1か月“意地のラストスパート!”
   11月—イベント当日“白熱する会場!本気がぶつかり合う瞬間!!”
   12月—イベントから1か月“走り出した教師のたまごたち”
 「哲学」あるイベント企画の数々
第4章 よくあるQ&A集
 Q.1 力量を高めるために、今すぐに一人でもできる方法は?
 Q.2 管理職や同僚から理解してもらえず妨害が入る。どうしたらよい?
 Q.3 サークルの「中だるみ」状態を何とかしたいのだが?
 Q.4 イベント情報はどのようにして入手すればよいか?
 Q.5 イベントに参加したいが経費がかさむ。効率のよいイベント参加のコツは?
 Q.6 イベントを企画したい。やってはいけない失敗は?
 Q.7 講師料の相場というのはどれくらいなのか?
 Q.8 入手する情報の「偏り」が不安。広く教育情報を集める方法は?
おわりに
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『“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ』 [書籍]


“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ—学級づくりの基礎・基本 (Series教師のチカラ)

“荒れ”への「予防」と「治療」のコツ——学級づくりの基礎・基本 (Series教師のチカラ)

  • 作者: 赤坂 真二
  • 出版社/メーカー: 日本標準
  • 発売日: 2008/04
  • メディア: 単行本


この本の「あとがきにかえて 学級づくりを振り返る」に、次の「学級づくりチェックリスト10」が掲載されています。

 1 給食を残す子どもが学級の1割以下である。
 2 全員が清掃に真面目に取り組んでいる。
 3 歌を大きな声で歌っている。
 4 人間関係のルールが5つ以上ある。
 5 お互いの良さを認め合う場がシステム化されている。
 6 定期的に学級の問題を話し合う場がある。
 7 教師の下請けではない係活動が半分以上ある。
 8 年に3回以上は、お楽しみ会などの子どもの発案したイベントがある。
 9 学級目標を子どもが設定し、それを意識づける工夫をしている。
10 私は、これで子どもと関係づくりをしているというネタや技術が3つ以上ある。

いくつチェックがつくかに応じて、あなたのクラスの「学級崩壊」レベルが設定されています。著者の赤坂真二さんは「ちょっとしたゲーム」と書いていますが、なかなかシビアなチェックリストです。

ただし、赤坂さんの優しいところは、1〜10それぞれの項目について、丁寧なコメントがついているところです。さらに、「もしもレベルが1や2ならばどうしたらよいか」も、時期ごとに示してくれています。

 4月 腕が鳴りますね! 教師のチカラを試すときです。学級経営案に取り組むべきことを位置づけてスタートです。
 7月 夏休みに各地で開催される教育イベントに参加しましょう。力量アップのチャンスです。
11月 やり直し・建て直しのギリギリの期限。でも、本気でやれば間に合います。
 2月 やれることをたったひとつでもいいから決めて、1日1日を大切にして全力で取り組みましょう。何かが変わります。

このチェックリストが、まさに“荒れ”への「予防」と「治療」を指し示していると言えるでしょう。チェックリストの項目を意識しながら本文を読めば、きっと「何かが変わ」るはずです。

『教師のチカラ』シリーズ 刊行によせて
まえがき
第1章 学級づくりに「予防」と「治療」を
 第1節 学級づくりには予防と治療が必要
   1 期待せず諦めず
   2 学級崩壊からのメッセージ
   3 子どもと学級がズレている
   4 教室の「新しい荒れ」
   5 日常化する学級崩壊
   6 2本の腕「予防」と「治療」
   7 本書をきっかけに
第2章 学級づくり「予防編」
 第1節 学級づくりにはコツがある
   1 ひとりひとりの居場所
   2 心の居場所とは
   3 子どもの願い
   4 ひとりひとりを尊重するために
   5 教室での具体化にあたって
 第2節 コミュニケーションのルールをつくる
   1 輪になろう
   2 交代で話そう
   3 肯定的な感情を出そう
   4 思いついたらどんどん言おう・人の話を最後まで聞こう
   5 聞いていることを態度で示そう
   6 相手の気持ちを考えて言おう
   7 人を責めない・罰しないやり方で考えよう
   8 ふわふわ言葉・チクチク言葉
 第3節 「つながり」づくり
  1 先生とつながる—「○○先生」から「ぼくの先生・私の先生」へ—
   1 誕生日を祝う
   2 こわい話
   3 お守り
   4 教師のキャラクター化作戦
   5 ジュンビちゃん
   6 アイコンタクト
  2 子ども同士がつながら—「クラスメート」から「仲間」へ—
   1 最初の課題
   2 いい気分・感謝・ほめ言葉
   3 前回の解決策の振り返り
   4 議題の提案
   5 解決策を出す
   6 解決策を検討する
   7 決定する
   8 子どもが運営する
  3 「クラス」とつながる—学級のキャラクター化—
   1 教師の願いを語る
   2 全員の意見でつくる
   3 キャラクターを決める
   4 やたらとキャラクター
 第4節 「充実感」づくり
   1 自由設立制係活動「会社システム」
   2 「全員」が「夢中」になるイベント
第3章 学級づくり「治療編」
 第1節 問題解決のコツ
   1 トラブルと学級づくり
   2 教室に集うさまざまな「個性」
   3 「新しい荒れ」のなかの子どもたち
   4 気になる行動をするようになるまで
   5 気になる行動と「注目」
   6 叱っても注意しても繰り返される問題行動
   7 気になる行動をするまでのステップ
   8 気になる行動が繰り返される場合
   9 問題行動にかかわればかかわるほど学級は荒れる?
  10 「原因探し」をやめよう
  11 トラブル対応のポイント
 第2節 トラブル対応の実際
  1 ルールが守られないとき
   1 症状
   2 読書をしない目的
   3 「行為の結果」を予測させ、体験させる
  2 高学年女子のトラブル
   1 症状
   2 高学年女子特有の行動の目的
   3 見方を変える
   4 ニーズを受け止める
   5 固まる圧力を体験させる
  3 キレる
   1 症状
   2 キレる目的
   3 注目を断つ
   4 落ち着いたら話を聞く
   5 怒りを助長しない学級へ
  4 反抗する・茶化す
   1 症状
   2 彼らの目的
   3 不適切な言動に注目せず
   4 適切な言動に注目する
   5 注意、叱責以外の言葉がけを増やす
   6 感情を伝える
  5 乱暴な言葉
   1 症状
   2 乱暴な言葉の目的
   3 適切な言葉のレパートリーを増やす
   4 正の注目を与えない
   5 適切な言動に注目する
  6 いじめ
   1 症状
   2 「いじめ」の目的
   3 居場所を奪う
   4 現場を「えぐり出す」
あとがきにかえて 学級づくりを振り返る
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『やる気と集中力を持続させる社会科の授業ミニネタ&コツ101』 [書籍]


やる気と集中力を持続させる社会科の授業ミニネタ&コツ101 (ネットワーク双書)

やる気と集中力を持続させる社会科の授業ミニネタ&コツ101 (ネットワーク双書)

  • 作者: 上条 晴夫
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


小学校の教科別ミニネタシリーズの1冊です。ミニネタとは「短い時間で扱えて、子どもたちの興味・関心を強く引く教材」であると、監修者の上條晴夫さんは定義しています。そして、各教科における「ミニネタ活用のコツ」を、それぞれの編者がまとめています。

社会科の編著は佐藤正寿さんです。佐藤さんは「社会科でのミニネタ活用のメリット」を3点にまとめた上で、それぞれの特色を太字で説明しています。

1 何といっても楽しい
 基本的にミニネタには子どもたちが「楽しい」と感じる活動が組み込まれている。楽しさが増すことによって、子どもの学習意欲は高まる。
2 活動がバラエティである
 このような活動のバラエティさがミニネタの特色である。そして、バラエティであることによって、子どもたちの学習技能も幅広く育つというメリットがある。
3 「活動のミニネタ」は応用がきく
 同時に「活動のミニネタ」も重視したい。ユニークな教材のネタは、一つの学習内容で終わるものが多い。その点「活動のミニネタ」は応用が利く。

これらの説明を、佐藤さんの十八番「都道府県3クエスチョンゲーム」を例に進めています。これは「子どもたちが質問をして、私の考えている答えを当てるゲーム」です。子どもたちは「何度行っても楽しい」と言うそうです。ただ楽しいだけでなく、「質問する力がつく」「地図の見方を高める」「都道府県の知識を増やす」などの力がつきます。さらに、都道府県だけでなく「歴史人物」「世界各国」などの応用もできます。

このようなバリエーションを意識すると、101のミニネタが何倍にもふくらんでいくのです。

授業の導入や終末あるいは展開のつなぎとして使えるミニネタが満載で、手元に置いておくと便利な1冊です。

監修のことば
まえがき
Part1 ミニネタの効用と活用のコツ
 1章 いまなぜミニネタが必要なのか
  1 「ミニネタが欲しいです!」
  2 学習者の二つの大きな変化
  3 教材化の4つの形式とは
  4 ミニネタの定義とその開発のためのポイント
 2章 社会科でのミニネタ活用のコツ
  1 社会科でのミニネタ活用のメリット
  2 授業で効果的に活用するコツ
Part2 やる気と集中力を持続させるミニネタ&コツ101
 ■3年
    1 地域のシンボルクイズ
    2 校歌に出てくる○○って知ってる?
    3 東西南北後援団
    4 これは何の音?
    5 地図記号をつくってみよう
    6 地図記号作文を読み取ろう
    7 ちらしは本当?
 ■3〜5年
    8 コンビニ店内記憶力テスト
    9 見学依頼文で電話応対してみよう
   10 宝探しゲーム
   11 ふきだし質問トレーニング
   12 ペアで見学の説明をしよう
   13 仕事バラバラ事件
   14 航空写真を利用しよう
   15 簡単アンケート資料作成
   16 質問マニュアルを作ろう
 ■4年
   17 いくつ言える?先生と勝負!
   18 耳をすませば
   19 安全のまとめはキャッチコピーで
   20 どれくらいできれいになる?
   21 今日のごみさん
   22 風呂敷の中は何?
   23 『昔の道具博士』決定戦!
   24 「先人の開発」セリフコンテスト
   25 ○○地方(○○県)特産物を作ろう
   26 県の形が何に見える?
   27 都道府県速読競争
   28 都道府県名から動物を探せ
 ■4〜5年
   29 あるなし都道府県
   30 日本列島アメーバゲーム
   31 地図から名前を探そう
   32 都道府県間違い探し
   33 地図記号フラッシュ競争
   34 お国自慢インタビュー
 ■4〜6年
   35 おもしろ地名を探せ!
   36 班対抗さくいん活用競争
   37 そっくり仲間だ
   38 都道府県版わたしはだあ〜れ
   39 第2位を探せ!「アタックナンバー2」
   40 何でも復習ビンゴ
   41 今週の新聞記事
   42 記事の場所をチェックしろ!
   43 ゲストティーチャーとトーク番組
 ■5年
   44 賛成・反対コンテスト
   45 この数字は何?
   46 基本事項の暗記はランダム黒板消し&唱和で
   47 ポスターコンテスト
   48 ペアで「未来の自動車」を提案
   49 足し算で工業地帯を覚える
   50 テレビコマーシャルの秘密を探せ
   51 ケータイ新機種開発コンテスト
   52 5年○組 地方物産展開催!
   53 ライブカメラは「どこでもドア」
   54 都道府県庁所在地カードゲーム
 ■5〜6年
   55 かけ合い!グラフ読み
   56 ジャンケン国名探し
 ■6年
   57 地球の歴史を廊下に巻き尺で
   58 時代のキャッチコピーをつくろう
   59 何の穴でしょう
   60 歴史人物を捜せ
   61 お気に入り人物を選ぽう
   62 みんなで作ろう「解体新書」
   63 ミニロールプレイ・コンテスト
   64 「“予言”せよ」の指令で追究意欲UP!
   65 ノルマントン号事件の絵に題名を付けよう
   66 陸奥宗光の似顔絵を描く
   67 カタカナ禁止インタビューゲーム
   68 このスポーツは何?
   69 歴史人物カルタ
   70 歴史人物ヒーローインタビュー
   71 私は誰?
   72 歴史人物に賞状をあげよう
   73 お札にしたい人は誰?
   74 チャレンジ!時代暗記テスト
   75 時代を埋めろ
   76 アイマスク体験から考えよう
   77 法律クイズ「タケノコはどちらのもの?」
   78 耳の不自由な人の気持ちを考えよう
   79 写真合わせで国際理解
   80 国旗着色
 ■全学年
   81 違うが勝ち
   82 同じが勝ち
   83 班対抗意見出し選手権
   84 ダウトを探せ教科書版
   85 古今東西ゲーム
   86 グラフDEダウト
   87 誰が?どこで?何をしている?
   88 地名しりとり
   89 どっちクイズ
   90 あったか・なかったかクイズ
   91 ○×クイズ
   92 ドキドキおさらい玉手箱
   93 たくさん書けた人がエライ!
   94 社会科で音読
   95 簡単アンケート
   96 質問の合い言葉「き・く・よ」
   97 インタビューごっこ
   98 表紙の写真は何?
   99 地図記号でさいころトーク
  100 なりきり大討論
  101 なりきり記者会見
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『やる気と集中力を持続させる理科の授業ミニネタ&コツ101』 [書籍]


やる気と集中力を持続させる理科の授業ミニネタ&コツ101 (ネットワーク双書)

やる気と集中力を持続させる理科の授業ミニネタ&コツ101 (ネットワーク双書)

  • 作者: 土作 彰
  • 出版社/メーカー: 学事出版
  • 発売日: 2006/04
  • メディア: 単行本


小学校の教科別ミニネタシリーズの1冊です。ミニネタとは「短い時間で扱えて、子どもたちの興味・関心を強く引く教材」であると、監修者の上條晴夫さんは定義しています。そして、各教科における「ミニネタ活用のコツ」を、それぞれの編者がまとめています。

理科の編著は土作彰さんです。土作さんは「理科におけるミニネタのメリット」を、次の2点にまとめています。

(1)教科書を補強する。
(2)教科書を補足する。

補強とは「メダカのふ化観察は、ミニ観察日記で」(真田伸夫)というミニネタに代表されるように、「教科書の学習内容を効果的に補強する」タイプです。一方、補足とは「夕焼けをつくろう」(土作彰)というミニネタに代表されるように、教科書の「学習内容との関連を念頭に置きながら、楽しい実験などをガンガン取り入れる」タイプです。

このような分類を土作さんが行ったのは「ホンネとタテマエ」があるからのようです。つまり、「教科書の内容を面白くし、効果的に子どもたちに習得させる」ためにミニネタを使うタテマエが「補強」になります。一方、「教科書にはない新しい教育内容」のためにミニネタを使うホンネが「補足」になります。

ミニネタを使うのは教科書を補強するためか、あるいは補足するためか。この違いを意識してミニネタを選択していくと、自分の目的にあった使い方ができると思われます。

授業の導入や終末あるいは展開のつなぎとして使えるミニネタが満載で、手元に置いておくと便利な1冊です。

監修のことば
まえがき
Part1 ミニネタの効用と活用のコツ
 1章 いまなぜミニネタが必要なのか
  1 「ミニネタが欲しいです!」
  2 学習者の二つの大きな変化
  3 教材化の4つの形式とは
  4 ミニネタの定義とその開発のためのポイント
 2章 理科でのミニネタ活用のコツ
  1 理科をめぐる現状
  2 「原理と現実」を効果的につなぐ
  3 ホンネとタテマエ
  4 ミニネタのメリット〜補強論と補足論〜
  5 授業で効果的に活用するコツ
  6 ミニネタ活用の留意点
Part2 やる気と集中力を持続させるミニネタ&コツ101
 ■3年
    1 こん虫進化ジャンケン
    2 フローラルフォームを使ったディスプレイ型飼育法
    3 もみしや模写!?
    4 タネ実物図鑑づくり
    5 葉っぱのレントゲン
    6 簡単!プレパラート作り
    7 釣り糸で作るクリスマスの飾り
    8 マグネットランド
    9 アルミホルで巨大回路を作ろう!
   10 電気の通り道さがしゲーム
   11 人間電気リレー
   12 シャーペンの発光実験とエジソン電球
   13 静電気を感じる簡単実験
   14 アイスキューブはなぜ光る
   15 なんでくっつくの? 砂鉄入りスライムづくり
   16 虹
   17 さかい目を探せ!
   18 のっぽのツクシをさがせ・せみのぬけがらをあつめよう
   19 虫めがねは光を集める
   20 鏡の影絵で遊ぽう!
 ■4年
   21 ジアスターゼででんぷん糊を溶かそう
   22 紙がくるくる落ち葉の動き
   23 国形燃料で熱気球
   24 空気砲
   25 ボールペンの芯で水の膨張実験
   26 寒天で空気の膨張を知ろう
   27 豪快!ドライアイスロケット
   28 水蒸気の正体
   29 巨大風船飛ばし
   30 エタノール爆発
   31 必殺ペットボトルつぶし!
   32 サイフォン
   33 水銀に浮かぶ鉄球
   34 指マッチ
   35 高吸水性ポリマー
   36 アルミ皿と活性炭で電池づくり
   37 真空ポンプで空気の実験
   38 ℃の意味
   39 一筆書きは直列回路
   40 9ボルト電池の威力
   41 オルゴールはなぜ聞こえるか
   42 エタノール寒剤でアイスキャンディづくり
   43 カキ氷に食塩
   44 冬にも見える夏の星座?
   45 ぴったんこ星座
   46 どこでもいつでも4方向
   47 蛍光と蓄光
   48 七夕の素朴な疑問にお答します
   49 半月の呼び名
   50 三日月の反対は何月?
   51 ブラックライトの秘密
 ■5年
   52 インゲン豆は本金時がいい
   53 メダカの採卵は、筆とクリップで
   54 グレープフルーツの種を蒔こう
   55 メダカのふ化観察は、ミニ観察日記で
   56 卵子の大きさ、精子の大きさ
   57 ヨウ素反応であぶりだし!?
   58 スタンプラリーで観察を
   59 ゴルフボールでカチカチボール
   60 結晶のできる瞬間を見よう!
   61 大型メスシリンダーでものの溶け方の導入
   62 どっちが食塩水?
   63 やじろべえをつくろう
   64 ベっこうあめづくり
   65 オレンジオイルの実験
   66 衝撃吸収シート
   67 流れる水のはたらきはベニヤ板で実験
   68 夕焼けをつくろう
   69 授業風景にコメントをつけよう
 ■6年
   70 いわしの骨格標本づくり
   71 内蔵Tシャツ
   72 胃腸薬の原理
   73 空き缶ランタンを作ろう
   74 簡単カルメ焼き
   75 葉脈標本
   76 二酸化炭素シェイクで味見
   77 飲める指示薬マローブルーテイ(ハーブテイ)
   78 きらきら線香花火
   79 水溶液の性質
   80 ダイオキシン検出器
   81 落ちないシャボン玉
   82 二酸化炭素を炎にかけよう
   83 花火の色の原理
   84 人間火炎放射器
   85 花火は水中で燃えるのか?
   86 ラティックスでスーパーボールづくり
   87 ペットボトル色変わり
   88 「へ」の観察…火山灰の顕微鏡観察
   89 地球がもし1リットルの水だったら
   90 探して楽しい化石発掘体験!
 ■自由研究
   91 落ちない10円玉
   92 国形燃料の原料は?
   93 ビールの破片の上に寝よう!
   94 卵にも乗れる
   95 剣山に水風船
   96 手品師になろう
   97 クリスマスツリーづくり
   98 炭酸水づくり
   99 作問&問題チャレンジで理科テストはばっちり!
  100 プラパン
  101 理科室の使い方
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