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みんなでこれからいっしょにがんばっていこうの出発の会 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
学級活動(小1)/黒澤知子 みんなでこれからいっしょにがんばっていこうの出発の会

「授業の流れ」の冒頭に、「出発の会」のプログラムが掲げられています。

(1)5くみコール
(2)せんせいのひみつ♪
(3)みんなのじこしょうかい
(4)たのしくゲームをしよう
(5)みんなでうたおう

その後、次の三つの見出しごとに、授業の様子が描かれています。

1 5くみコール
2 自己紹介をする
3 たのしく遊ぶ

ただし、黒澤さんの原稿には枠囲みがされていません。指導の骨格となる指示・発問はどれかを考えながら、見ていきましょう。

「1 5くみコール」では、『これからどんなことをがんばりたいかな?』『どんなクラスになったらうれしいかな?』などと問いかけながら、次のように声かけをしています。

『では、みんなから出たことを歌みたいにして、大きな声で言ってみよう!』

この教師の指導言がきっかけになって「5くみコール」を始めます。この部分を枠囲みすべきでしょう。

次は、「2 自己紹介をする」です。やはり、「せんせいのひみつ」をきっかけにして、次のように投げかけます。

『先生の紹介をしたから、今度はみんなのことも教えてね』

これが、子どもたちの自己紹介を促す教師の指導言でしょう。枠囲みで示したい言葉です。

最後に、「3 たのしく遊ぶ」です。次の4つの遊びが紹介されています。

・じゃんけんチャンピオン
ウルトラマンじゃんけん
・かずあつまり
・手遊び歌

一つ一つの遊びのポイントを枠囲みで示す紙幅はありませんので、ここは、次のような指導言を枠囲みするしかないでしょうか。

 次は、みんなが仲良しになるように、楽しくゲームをしましょう。

1ページの原稿の中に、枠囲みが一つもないと読者にポイントが伝わりにくいです。授業の再現可能性を高めるためにも、ぜひ、枠囲みの手法を取り入れたいものです。
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自分の顔を描こう!〜“お絵描き”からの脱却〜 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
図工(小1・2)/秋澤美加子 自分の顔を描こう!〜“お絵描き”からの脱却〜

「授業のへそ」を引用します。

 自分の顔を手で触りながら、感じた通りに顔のパーツを順番に描いていくことで、いつものお絵描き(=人形のような顔)から脱却させることができる。

「自分の顔を手で触りながら」描くのがヒットポイントのようです。このヒットポイントをいかに強調するかを考えながら見ていきましょう。

さて、秋澤さんは「授業の流れ」を次のように構成しています。

1 机上の準備
2 触りながら描く
(1)目
(2)鼻
(3)口
(4)輪郭
(5)耳
(6)眉毛
(7)髪の毛
3 絵を仕上げる

このうち、枠囲みしている指示・発問は、次の二つです。

 目を閉じて目の周りを触ってごらん。どんな形ですか。

 鼻を触ってごらん。どうなっていますか。

「2 触りながら描く」の(1)(2)の場面です。(3)以降も同様に指導するのですが、ここからは枠囲みせず、「ポイントと順番」を示すのみとなっています。(1)(2)のみを枠囲みするよりも、「2 触りながら描く」全体に共通する指示・発問を強調した方が、この実践のヒットポイントが浮かび上がってくると思われます。そのためには、たとえば、次のような指示・発問を枠囲みしてはいかがでしょうか。

 今日は自分の顔を手で触りながら描きます。

そうすると、「1 机上の準備」「3 絵を仕上げる」でも、それぞれ骨格となる指示・発問があるはずです。次の教師の発言でしょうか。

『こげ茶のクレパス1本だけ出します。画用紙は縦に置きます。これから、自分の顔を描きます』

『絵を完成させましょう。命の「目」を描いてください』

1時間の中で教師が発した指導言のうち、どれを枠囲みするかによって、授業の構成が明らかになってきます。厳選して枠囲みを選びたいものです。
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チリメンモンスターをさがせ!〜高学年理科の授業開き〜 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
理科(小6)/真田伸夫 チリメンモンスターをさがせ!〜高学年理科の授業開き〜

「授業のへそ」を引用します。

 身近な食べ物であるチリメンジャコと、それに混じっている生き物(チリメンモンスター、通称チリモン)を教材とする。それらを観察することで、海の環境や生物の多様性、食物連鎖などを知ることができる。

真田さん自身も「チリモン」という教材がヒットポイントである点を明示しています。いかに教材を子どもたちに提示するか、指導の骨格となる指示・発問を選んで枠囲みする必要がありそうです。

それでは、真田さんの枠囲みを見てみましょう。

(1)チリメンジャコと観察用具を準備する。
(2)ピンセットでチリメンジャコをよけながら、チリモンを探す。
(3)見つけたチリモンを別の入れ物に移す。

これは活動の枠組みというよりは、手順の一部にすぎません。この中で枠囲みすべきは、(2)のみで充分だと思われます。

その代わり、別の場面で指示・発問を枠囲みすると良さそうです。たとえば、「3 チリモンの正体はなんだ?」の場面です。この見出し、そのものが指導の骨格となる発問と考えられます。子どもたちは「手持ちのチリメンジャコの分別」をしながら、「魚の仲間」「エビ、カニの仲間」「貝の仲間」「その他」を探しているのです。

そして、最後は、次の場面でしょうか。

 生き物は「食べる、食べられる」の関係でお互いがかかわり合ってくらしていることをチリメンジャコを例に説明する。

この部分を、教師の言葉で示して枠囲みすれば、読者は追試しやすいのではないでしょうか。

今回の真田さんの実践のように、特徴ある教材を中心に構成した場合、発問中心の授業としてシステムを記述した方が読者にとっては分かりやすいと思われます。
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「ふ・な・よ」で算数開き [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
算数(小3)/大谷雅昭 「ふ・な・よ」で算数開き

「授業のへそ」を引用します。

 算数の授業開きで、算数の学び方を「ふ・な・よ」というキーワードで押さえる。
 「ふ・な・よ」は、算数学習の意欲を喚起させるだけでなく、言語による説明活動であり、論理的思考力を高めていく学習活動でもある。

「ふ・な・よ」がヒットポイントらしいことは分かりますが、キーワードが分からない状態で、その中味を検討するのは難しそうです。とりあえず、「意欲を喚起」「言語による説明」「論理的思考力」というポイントがある点を確認しておきましょう。

さて、大谷さんは「授業の流れ」を次のように説明して枠囲みしています。

(1)先生が課題を出す。
(2)自分が考えた答えを隣の友達に伝える。
(3)聞いた人は、
   ふ=ふ〜ん(ただ聞いた)
   な=なるほど(納得理解)
   よ=よくわかった。
   よ〜し、やるぞ(意欲)
   のどのレベルかを話す。
(4)話し手と聞き手を交代し、学び合う。
(5)ベストアンサーは、全体の中で発表し、交流する。

これで「ふ・な・よ」が何か、分かりました。この三つのレベルを判定するのは「聞いた人」ですので、ヒットポイントは「言語による説明」の1点に絞り込むと良さそうです。

それでは、子どもたちが「言語による説明」をしている様子について、大谷さんはどのように描写しているかを見てみましょう。「たして100になる筆算を見て、きまりを見つけ」る課題への取り組みです。

「じゃあ、35+65だと、一の位は10、十の位は3+6+1で10になり、答えは100になります」
「なるほど、よくわかったよ。ぼくは、例の一の位が5と5、8と2、3と7じゃなくてもいいと思うんだ。例えば39+61とか44+56も答えは100になるんだ」
「あっそうか。それはベストアンサーだね。あと一の位が繰り上がらなくてもいいなら0と0にして、十の位をたして10になるようにしても100になるよ」
「そうか、なるほど、よくわかったよ。それもベストアンサーになると思うよ」

友達に対して「言語による説明」を行いながら、学び合っている様子がうかがえます。このようなエピソードを強調するためにも、「授業のへそ」では絞り込んだヒットポイントを強調すると、より読者にインパクトのある原稿になると思われます。
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都道府県ファイブリーグ [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
社会(小4)/兒島強 都道府県ファイブリーグ

「都道府県の位置と名称を定着させる」ためのゲームです。兒島さんは次のようにやり方を説明しています。

『都道府県ファイブリーグとは、教師が出題する都道府県の問題を班で協力して答える活動です。
 たとえば、先生の出題する問題の答えが秋田県だったとします。解答者は向かって左から「あ」「き」「た」「け」「ん」となるようにホワイトボードに一文字ずつ書きます。5人で見事、「あきたけん」となっていれば正解です。
 4文字の都道府県の場合、5番目になる人は、ボードに何も書かないようにします。6文字の都道府県の場合は、5番目になる人は、ボードに「けん」と書くようにしましょう』
 ※この実践は1グループ5人の班編成で行った。

これらの活動を教師の会話『  』だけで説明するのは無理があります。やはり、ルールの箇条書きで端的に説明したいです。たとえば、高橋正一さんの「ファイブリーグ合戦」(『やる気と集中力を持続させる国語の授業ミニネタ&コツ101』学事出版)では、次のように説明されています。

(1)5人1チームをつくる。
(2)チームごとに教科書から答えが5文字になる問題を作る。
(3)お互いに問題を出し合いクイズ合戦をする。
(4)正解の多いチームが勝ちとなる。

この柱立てに「ご」「ん」「ぎ」「つ」「ね」などの例が添えられているので、分かりやすいです。

兒島さんも「伝言板」で高橋さんの実践を踏まえていれば、活動の書き方も違ったものになったと思われます。その上で、兒島さんの工夫点「解答の示し方」「ボーナス得点」「作戦タイム」などをエピソードとして描写できれば、読者にとって、より価値の高い原稿になるはずです。おもしろい実践だけに、おしい原稿だと思います。
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「辞書引き学習法」の導入・クイズ大会 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』「あすの授業」コーナーの原稿を、私なりの視点で検討していきます。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』2010年4月号
国語(小3)/乙部啓二 「辞書引き学習法」の導入・クイズ大会

突然ですが、「なぞなぞ」です。

さむいと しまる
よるにも しまる
るすにも しまる

「さむい」ときに閉めるものと言えば「窓」でしょう。でも、「よる」に閉めるのですから「雨戸」でしょうか。いや、「るす」に閉めるのですから「玄関」かもしれません。正解が気になりますが、原稿には示されていません。出典を調べてみると「窓」でした。

しかし、この「なぞなぞ」の目的は、正解を当てるのではないのかもしれません。「子どもはなぞなぞの答えだと思う言葉を辞書で引く」、そして「引いた言葉には、番号をつけた付箋をはっていく」とあります。あくまでも、なぞなぞは、きっかけでのようです。

一方、次のような「クイズ」も行われています。

 最初は教師が出題する。なるべく子どもにとって身近な言葉を問題にするとよい。
『「まわりにとげとげのついた、小さな砂糖菓子」は?」』
「こんぺいとう!」

これは『チャレンジ小学国語辞典』(ベネッセ)を使ったクイズです。先の「なぞなぞ」とは出題の方法が違います。

この違いを意識して、授業全体の枠組みを箇条書きすると、次のようになるでしょうか。

(1)辞書の「爪」を目印にして、見出し語の順番を知る。
(2)なぞなぞの答えを予想して、見出し語を引いてみる。
(3)辞書の意味をヒントにして、見出し語を当てるクイズをする。

(1)は「爪」を意識させます。(2)は「見出し語」を意識させます。(3)は「意味」を意識させます。このような違いを乙部さんが考えていたかどうかは分かりませんが、このようなステップを踏むことで、初めて辞書を使う子ども達のハードルを低くしようと心がけていたのかもしれません。

そうであれば、この授業で枠囲みすべき指示・発問は、上記三つの観点から、再検討される必要があると思われます。
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『授業づくりネットワーク』2010年4月号 [雑誌]

私が編集に関わっている学事出版雑誌『授業づくりネットワーク』の紹介です。「あすの授業」コーナーなど、いくつかの原稿については、私なりの視点で評価していきます。あわせて、ご覧ください。
※参考:佐内信之「新しい授業レポートの誕生 『あすの授業』を中心に」『授業づくりネットワーク』2007年3月号

『授業づくりネットワーク』


特集:授業はじめ!勉強って何?
授業はじめって何?/上條晴夫
授業の作法を身につける/山田将由
学級の「はじめ」〜学級開きで伝えること〜/中嶋卓朗
安心感のあるクラスづくりの第一歩〜通常の学級での特別支援教育〜/田中博司
自分を語る/田中幹也
中学校社会科との「素敵な出会い」をめざして/松島久美
ひとりではなく、みんなで/筑田周一

第2特集:出会いの演出ネタ&コツ
「楽しいネタ連発」と「叱るパフォーマンス」/中村健一
出会いは印象的に!/堀多佳子
信頼と笑顔をつくる四つのポイント/桑原健介
シンプルに心温まる出会いを演出する/山寺潤
奇跡の出会いと笑いを大切に/中條佳記

【たのしい実践】
『学び合い』で学校づくり(算数・小1・2)/須田慎二
聞く力を鍛えよう!〜聴写〜(国語・小学校中学年)/渡辺恵輔

【連載】
新・やさしい学級担任論/池田修 適切な距離感
新・学級づくりのネタ&コツ/桑原健介 楽しい自己紹介・出会い編
新・教師のためのモバイル活用術/阿部隆幸 無料ゲームアプリをゆるネタ授業活用!
新・教師のためのやさしい授業研究入門/藤原顕 (1)現場における授業研究
特別支援教育おすすめ教材・教具と指導のアイデア/上原淑枝
教室がなごむお笑いのネタ/佐々木潤
オイカワヒロコの保健室日誌/及川比呂子

【あすの授業】(4月)
国語(小3)/乙部啓二 「辞書引き学習法」の導入・クイズ大会
社会(小4)/兒島強 都道府県ファイブリーグ
算数(小3)/大谷雅昭 「ふ・な・よ」で算数開き
理科(小6)/真田伸夫 チリメンモンスターをさがせ!〜高学年理科の授業開き〜
図工(小1・2)/秋澤美加子 自分の顔を描こう!〜“お絵描き”からの脱却〜
学級活動(小1)/黒澤知子 みんなでこれからいっしょにがんばっていこうの出発の会

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